富津市 勝隆寺様の建設工事にあたり準備を行っております
1.主要材の準備をしております
今回の本堂主要柱(1尺丸柱用)、会館主要柱(6寸角柱用)は桧材です
材木店ではハ角形の状態で検品(節の状態、曲がりが無いか、割れが無いか、含水率はどうか等)を行います
検品に合格した木材は時間をかけ乾燥に努めます
乾燥が終了すると大工さんの工場へ運ばれ、今回の八角形→十六角形→三十二角形と削り最後は丸柱とし仕上がっていきます
2.原寸図を作成しております
寺院建築には欠かせない作業にひとつです
設計図は1/20、1/10の詳細図を作成しますが、やはり屋根の曲線美をすべて盛り込む事はむずかしいのです
そのため原寸図は1/1(実物サイズの図面)を作成していきます
今回の屋根形状は寄棟造りで向拝部分は縋破風が付き屋根上部には鴟尾がのる計画です
※今回の写真は縋破風部分の原寸描き状況です